【ワイナート主催】老舗+新興ワイナリーの作り手をゲストに11月28日(月)、トークとワインを楽しむイベント「山形産ワインの歴史と味わいを知る」を代官山 蔦屋書店とオンラインにて開催
メディア
雑誌『ワイナート』No.110(Autumn 2022)の特集で取り上げた山形産ワイン。このたび山形から、今年の収穫を終えたタケダワイナリーの岸平典子さん、グレープリパブリックの矢野陽之さんをオンラインにておつなぎし、参加者の皆様、ワイナート編集部とともにトークとワインを楽しむ会を企画いたしました。11月28日(月)、代官山 蔦屋書店SHARE LOUNGEにて開催。オンラインでもご視聴いただけます。
- イベント内容
このたび雑誌『ワイナート』では、No.110(Autumn 2022)の特集で取り上げた山形産ワインを味わうトークイベントを開催いたします。代官山 蔦屋書店SHARE LOUNGEのゆったりとした空間を会場に、山形から生産者2名をオンラインでおつなぎし、山形のワインをお楽しみいただきます。
山形にあるワイナリーの生産者は増えており、ワイナリー設立を目指す生産者も合わせるとその数はなんと20軒以上。 各人がそれぞれの特徴や味わいを共にした生産を行っています。
本企画では、編集長・小松由加子が数あるワイナリーから是非皆さんに味わってほしいと選りすぐった、タケダワイナリーとグレープリパブリックのワインをご紹介。実際にワインをお楽しみいただきながら、タケダワイナリーの岸平典子さん、グレープリパブリックの矢野陽之さん、記事を担当したライター・塚本悦子さんとともに、山形産ワインの歴史と魅力をお伝えします。
本イベント中、生産者の方に聞いてみたい、編集部に聞いてみたいことなどがあれば、お申込みフォームにぜひお寄せください。時間の許す限り皆様のご質問にお答えいたします。オンラインでのご参加もお待ちしています。
お申込みはこちら|https://peatix.com/event/3418373/view
- 当日のワインをご紹介
【タケダワイナリーのワイン】
●ドメイヌ・タケダ ベリーA古木 赤 2019
当社3代目にあたる武田重三郎が植樹した、樹齢約70年のマスカット・ベリーA種が、5代目の現在まで大切に育てられています。ワインに深い味わいをもたらす古木のぶどうですが、70年という高い樹齢は国内外でも稀有といえます。これだけ長い年月を経た、ぶどうの樹を健全に維持できるのは、創業1920年以来、15ヘクタールの自社農園(自然農法栽培)を持ち、ぶどう栽培・ワイン造りをつづけているからといえます。ベリーA種の華やかな香りに加え、樹の年齢が生み出した力強く奥行きのある味わいをぜひご賞味ください。2019年ヴィンテージ。
品種:自社農園収穫ぶどう100%(マスカット・ベリーA 100%)
●タケダワイナリー ブラン・ド・ノワール樽熟成 2020
黒葡萄を原料に造った白ワイン。ベリーA種がもつ甘い果実の香りと、樽発酵で得られたナッツの様な深い芳香が、見事なハーモニーを作り上げている良質なワインです。ゆるく絞った黒葡萄を樽で発酵させました。酒に成ったものを樽に入れ熟成させるより、果汁を樽でアルコール発酵した方が香りがやわらかに仕上がります。上品で華やか、繊細な香りと味が特徴です。色は紫系の淡いピンク。2020年は白い花やバニラ、アセロラ・黒すぐりの果実の香り。ピュアな果実味と程良い酸味のバランスがとても良く、ジューシーなワインです。アフターに感じられるタンニンの渋みが、味わいに厚みを出しています。
品種:山形県産マスカット・ベリーA 100%
【グレープリパブリックのワイン】
●Rosa 2021
山形県産のぶどうを100%使用。デラウェアとスチューベンを様々な方法で醸造し、ブレンドしました。瓶詰前にデラウェアのジュースを戻し入れ糖度を調整、瓶内にて再発酵。もちろん酸化防止剤無添加です。さわやかなイチゴの香りやセルフイユのような青いハーブが奥行きに感じます。味わいは香り同様フレッシュで、程よい酸味もあり赤いベリーようば甘酸っぱさ。後にグリーンハーブのドライさもあります。発泡はしっかり感じられて爽快。余韻はコンパクトで軽快です。
果実酒(発泡性) 品種:山形県産デラウェア 53%、スチューベン 47%
●Arancione 2021
山形県産のデラウェア80%、スチューベン20%使用。様々な醸造方法でデラウェアとスチューベンを醸し2022年夏にブレンド。10%全房発酵、熟成期間約10ヶ月。54%アンフォラ熟成、46%ステンレスタンク熟成。野生酵母にて自発的に発酵。無清澄、無濾過、酸化防止剤等その他の添加物は不使用。抜栓後の変化は緩やかだが、果実のジューシーさがより感じられる抜栓当日から早いタイミングがベター。
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◆味わいの考察
今年のアランチョーネはデラウェアに、黒ブドウのスチューベンをブレンド。色調は赤み掛かったオレンジ。香りはイチゴのシロップとオレンジのハチミツが合わさったような豊かな香り。味わいはにもベリー系の甘酸っぱさが感じられ奥行きに果皮や種から抽出されたタンニンがアクセントになっています。全体としてフレッシュでみずみずしいキレの良さがあります。
◆温度や提供法の考察
フレッシュな甘酸っぱさも楽しめるワインなので、飲み心地の良さが活きるように冷蔵庫から出したてから徐々に温度を上げて香りの変化や広がりを楽しむのがオススメです。グラスは、フレッシュさを活かすならコンパクトなものでも、フルーツのジューシーさや香りを活かすならならブルゴーニュタイプのグラスでもお楽しみ頂けます。
◆料理の組み合わせ
甘酸っぱいベリー系のニュアンスや味わいや味わいの豊かさを活かして、フレッシュな食材を使った料理や甘酸っぱい味付けの料理と。料理との提案は、ブラータチーズとイチゴのサラダ、鶏モモ肉のワインビネガー煮込みなど。
- 登壇者プロフィール
◇岸平典子(きしだいら・のりこ)
タケダワイナリー代表取締役社長・栽培醸造責任者。玉川大学農学部農芸化学科卒業。1990~94年、フランスで醸造学校に通いブルゴーニュとロワールで研鑽を積む。2008年にスタートした山形県若手葡萄酒産地研究会では会長も務める。
◇矢野陽之(やの・はるゆき)
1989年生まれ兵庫県神戸市出身。調理師学校を卒業後、イタリアンレストランにて料理とワインを学ぶ。2014年に単身、イタリアのボローニャに渡り、ナチュラルワインと出会う。その後オーストラリアで経験を積み、ニュージーランドのネルソンの「Kindeli」アレックスクレイグヘッド氏のもとで、ナチュラルワインを学び、アレックスの紹介でグレープリパブリックにジョインした。
◇塚本悦子(つかもと・えつこ)
ワインコーディネーター、ワインライター。12年間にわたりワインスクールで講師を務めた後、フリーで活動。昨年9月、杉並区阿佐ヶ谷でビールとワインのセレクトショップ”BIRRA e VINO MASUYO”を開店。
◇小松 由加子 (こまつ・ゆかこ)
ワイン専門誌『ワイナート』編集長。アカデミー・デュ・ヴァン東京校に在籍中、『ワイナート』の編集スタッフに。2008年より編集長を務める。飲むことはさることながら、食べることも大好き。ワインではシャンパーニュをこよなく愛する泡党。
- イベント詳細
トークイベント「山形産ワインの歴史と味わいを知る」
会場|代官山 蔦屋書店 https://store.tsite.jp/daikanyama/
日時|2022年11月28日(月)19:00~21:00(開場18:45~)
会場定員|40名
●参加チケット(いずれかを選択)
①オンライン参加券|1,100円(税込)
②会場参加(ワイン4種体験込)券|4,400円(税込)
チケット申込締切|11月28日(月)17:00まで
申込方法|オンライン(Peatix)にてお申込みください。
お申込みはこちら|https://peatix.com/event/3418373/view
アーカイブ配信について|本イベントにお申込みのお客様は、終了後、一定期間イベントのアーカイブ配信をご視聴頂けます。日時にご都合がつかない場合や、もう一度見たい場合などにご利用ください。イベント終了後のアーカイブ配信のみの販売はございません。アーカイブ配信視聴方法につきましては、配信準備ができましたら、Peatixよりメッセージをお送りさせていただきます。
●当日ご紹介のワインをご購入希望の方へ
各ワイナリーよりオンラインにてご購入ください。各ワイナリーのワインはそれぞれの倉庫から別々に出荷されます。在庫の詳細は直接お問い合わせください。
タケダワイナリーより直送
・ベリーA古木 赤 2019|https://www.takeda-wine.jp/SHOP/0208.html
・ブラン・ド・ノワール樽熟成 2020|https://www.takeda-wine.jp/SHOP/0145.html
グレープリパブリックより直送
・Rosa 2021|https://shop.grape-republic.com/c/item/cat_wine/GRC1078
・Arancione 2021|https://shop.grape-republic.com/c/item/cat_wine/GRC1084