【銀座 蔦屋書店】鉄や木材と書を融合させ現代書の可能性を切り開く、書家・金敷駸房の作品展「結界」を8月20日(土)より開催
運営店舗
銀座 蔦屋書店は、2019年に手島右卿賞を受賞した現代書家・金敷駸房(かなしき・しんぼう)作品展「結界」を8月20日(土)から9月16日(金)の期間に、インフォメーションカウンター前にて開催いたします。金敷にとって2019年以来の個展となる本展では、新作を含めた19点を展示します。
概要
銀座 蔦屋書店は、アートと日本文化をテーマとする書店として、様々な企画を行ってきました。日本文化においては、「日本刀」「現代陶芸」「仏像」なども日本独自の美術品と捉え、「アートのある暮らし」を提案しています。そしてこの度、日本文化の重要な芸術のひとつでもある「書」の魅力を改めて感じられる場を作りたいという思いから、書家・金敷駸房の作品展「結界」を8月20日(土)より開催します。
金敷駸房は、鉄や木材と「書」を融合した作品や、約5000mという長さの紙に書籍1冊分の文書を書きつづった世界最長の書を制作するなど、「書」の新たな可能性を切り開く現代書家です。1990年に石飛博光氏に師事し、数々の書道展にて高い評価を得る一方で、個展においては、カメラマン、詩人、装丁家など異業種のクリエイターとのコラボレーションを行ったり、木材や透明な布、段ボールにも筆を進めるなど、「書」の域を超えるような作品を発表。鉄と「書」を組み合わせた画期的な表現において2010年に第13回國井誠海賞を受賞したのち、2019年には第13回手島右卿賞を受賞しています。
今回の展示は、2019年以来3年ぶりの個展となり、新作を含めた19点が出品されます。いずれの作品も、普段「書」に親しみのない人々に新鮮な驚きを与え、その魅力を伝えてくれます。現代において「書」とは何なのか?その意味を問い続ける金敷の挑戦にご注目ください。
特集ページ|https://store.tsite.jp/ginza/blog/art/28182-1231540805.html
アーティストステートメント
「書」は白と黒のバランス。
「文字」は何千年もの時を経て形造られたデザイン。
磨かれた線と形は余白に結界を張る。
見る者に自由な解釈を許すが、
その白への立ち入りは、いかなるものも許さない。
金敷駸房
アーティストプロフィール
金敷駸房(かなしき・しんぼう)
1973年 東京都大田区に生まれる
1990年 石飛博光に師事
2006年 第38回日展/初入選 以後2回入選
2007年 第59回毎日書道展/会員賞受賞
2009年 個展「過剰」(タワーホール船堀)
2010年 第13回國井誠海賞受賞
2013年 第49回創玄展/21世紀賞受賞
2014年 個展「カナシキシンボウ展ANVIL」(シアター1010)
2015年 TOKYO 書 2015 出品(東京都美術館)
2016年 NHK大河ドラマ『真田丸』書道指導、以降毎年担当
2017年 個展「TSUKISHIMA Project」(月島倉庫)
2018年 書籍『何歳からでもスグできる 実用筆ペン練習帳』上梓
2018年 上野アーティストプロジェクト2018 「見る、知る、感じる現代の書」出品(東京都美術館)
2019年 第13回手島右卿賞受賞
2019年 個展「手島右卿賞受賞記念 金敷駸房作品展」(高知市・高新画廊)
2019年 個展「timeless」(京王プラザホテル)
2019年 個展「Wunderkammer」(銀座 ギャラリー暁)
2022年 金敷駸房 作品展「結界」 (銀座 蔦屋書店)
2022年 個展「金敷駸房エキシビジョンin Bunkamura」(Bunkamura gallery)
販売情報
銀座 蔦屋書店の店頭および、アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」にて、8月20日(土)10時30分より販売を開始いたします。
https://oil.bijutsutecho.com/gallery/730
※作品はプレセールスの状況により、会期開始前に販売終了することがございます。
展覧会詳細
金敷駸房 作品展「結界」
会期|2022年 8月20日(土)~9月16日(金)※会期が延長となりました。
時間|10:30~21:00 ※店舗ホームページをご確認ください。
会場|銀座 蔦屋書店 インフォメーションカウンター前
入場|無料
主催|銀座 蔦屋書店
お問い合わせ|03-3575-7755(営業時間内)/info.ginza@ccc.co.jp
特集ページ|https://store.tsite.jp/ginza/blog/art/28182-1231540805.html