【銀座 蔦屋書店】建築家・ピーター・ズントーがタイムアンドスタイルとともに製品化した家具コレクション「Peter Zumthor Collection」を7月30日(土)より展示販売。
運営店舗
プリツカー建築賞受賞の建築家・ピーター・ズントーの家具を3シリーズ展示。また、建築家・杉山幸一郎のレコメンドによる「ピーター・ズントー・ブックフェア」も同時開催。
銀座 蔦屋書店(東京都中央区GINZA SIX6F)は、プリツカー建築賞受賞の建築家・ピーター・ズントーがデザインした家具を日本の家具ブランド・タイムアンドスタイルが製品化した「Peter Zumthor Collection」の展示販売を行います。2022年6月に発表以降、タイムアンドスタイルショールーム以外では国内初の展示会となります。さらに、建築書籍売場ではアトリエ・ピーター・ズントーから独立した建築家・杉山幸一郎のレコメンドによる「ピーター・ズントー・ブックフェア」を同時開催いたします。開催期間は7月30日(土)~8月26日(金)。
・概要
銀座 蔦屋書店は、時代の大きな転換期を迎えている今、時代をリードしてきた巨匠建築家と、これからの時代を担うことが期待される若手建築家の双方へまなざしを向け、様々な企画の提案と発信を続けています。
“Masterpiece”と“Next leader”を2大テーマとすることで、その間にある「継承」に関しても紐解こうと取組んでいます。
そしてこの度、2022年6月に発表された「Peter Zumthor Collection」5シリーズのうち、日本の素材と技術が凝縮されたコレクションの象徴的なプロダクトといえる3シリーズの展示を行います。
「Peter Zumthor Collection」は、2009年に“建築界のノ-ベル賞”とも言われるプリツカー建築賞を受賞したスイス人建築家・ピーター・ズントー及びアトリエ・ピーター・ズントーが、半世紀以上かけて手掛けてきた建築プロジェクトのためにデザインし製作された家具を編集・再構成し、⽇本の家具ブランドであるタイムアンドスタイルが⽇本の素材と製造技術で製作し、製品化した家具コレクションです。
ミニマルですっきりとしたデザインが人気で、スイスにある温泉施設「テルメ・ヴァルス」のためにデザインされた寝椅子や、ロンドンにあるサーペンタイン・ギャラリーの空間に合わせてデザインしたテーブルやスツールなどがあります。
本展は、タイムアンドスタイルショールーム以外では国内初(※)の展示会となり、「Peter Zumthor Collection」を目にすることのできる貴重な機会となります。
また、建築書籍売場では展示に合わせて「ピーター・ズントー・ブックフェア」を同時開催します。本フェアでは、アトリエ・ピーター・ズントーでプロジェクトリーダーを務め、独立した建築家・杉山幸一郎のレコメンドによるピーター・ズントーの洋書や古書を中心に提案します。
引継がれるべき、巨匠建築家のマスターピースである「Peter Zumthor Collection」を、引継ぎ次世代を担うべき“Next leader”の1人である杉山幸一郎による選書とあわせてお楽しみください。
※2022年7月時点
特集ページ|https://store.tsite.jp/ginza/blog/architectural-design/27802-1029230714.html
・展示作品詳細
「Valserliege」
スイスの渓谷ヴァルスの石材を何層にも積み上げて作られた温泉施設「テルメ・ヴァルス」のためにデザインされたシェーズロングです。等間隔に並べられた木のフレームは、人の体に馴染むように柔らかなカーブを描きます。細身の金属脚は木のフレームを軽やかに持ち上げ、このシェーズロングに横たわると、まるで宙に浮いてるような感覚を覚えます。
タイプ:Chaise longue type-1
サイズ:W512×D1950×H720mm
「Serpentine table, Serpentine stool」
ロンドンにあるサーペンタイン・ギャラリーでは、毎年世界的な建築家を招いて、期間限定のパビリオンが設営されます。2011年、ピーター・ズントーがこのパビリオンの設計を依頼された際に、建築に合わせてデザインしたのがこのテーブルとスツールです。このプロダクトは、過剰に加飾されることなく、作られるプロセスがそのままデザインの重要な要素となっています。テーブルの天板の端部は職人が1枚ずつ絞り加工によって手作業で折り曲げており、これによって安全性を確保すると共に金属製のテーブルに柔らかな印象を与えています。3本の細い脚はワイヤーで束ねられ、強度を保ちながらシンプルで明快な構成を表しています。
・Garden table
サイズ:Φ420×W491×D491×H720mm
・Garden stool
サイズ:W440×D365×H450mm
「Kolumba side table」
聖コロンバ教会ケルン大司教区美術館は、既存の建築と新しい建築が見事に融合された美術館です。この美術館の読書室で使われているサイドテーブルを日本の素材と技術を用いて製作されています。1本の丸太から削り出されたテーブルの側面は欅の美しい木目を持ち、テーブルの天板は鮮やかなカラーで塗装されています。塗装は天板の縁で切り替わり、塗り重ねられた明快な色彩と圧倒的な存在感を持つ丸太の木目を対比させることで、モダンな印象を与えています。天板の鮮やかな4色のカラーバリエーションは空間に彩を与え、2種類のサイズバリエーションによってリズムが生まれます。
・Side table (High)
サイズ:Φ345×H555mm
・SIde table (Low)
サイズ:Φ580×H380mm
・販売について
銀座 蔦屋書店店頭にて、7月30日(土)10時30分より販売開始
・アーティストプロフィール、ブランド紹介
ピーター・ズントー/Peter Zumthor
建築家
1943年 スイスのバーゼルで家具職人の息子として生まれる
1958~1962年 家具職人としての訓練を受ける
1963~1967年 ニューヨークのプラットインスティテュートでデザインを学ぶ
1967年 グラウビュンデン州(スイス)の歴史的建造物保存局の建築家を務める
1979年 スイスのハルデンシュタインで自身の設計事務所を設立
現在に至る
プリツカー建築賞(2009年)など受賞多数
タイムアンドスタイル/TIME&STYLE
タイムアンドスタイルは1990年にドイツ・ベルリンで創業。ドイツでの活動を経て日本へ戻り、日本法人を新たに設立。1997年、東京にタイムアンドスタイルの1号店を開業。その後、北海道・東川町に自社工場を設立し、製材から乾燥、木取り、加工、研磨、仕上げに至るすべての工程を一貫して行う。機械化や効率化が主流となっている中、ここでは繊細で丁寧な新しい日本のものづくりに挑んでいる。
・展示詳細
「Peter Zumthor Collection」展
期間| 7月30日(土)~8月26日(金)
会場|銀座 蔦屋書店 スターバックス前平台
主催|銀座 蔦屋書店
協力|タイムアンドスタイル
お問い合わせ|03-3575-7755(営業時間内)/info.ginza@ccc.co.jp
・同時開催「ピーター・ズントー・ブックフェア」
アトリエ・ピーター・ズントーでプロジェクトリーダーを務め、独立した建築家・杉山幸一郎のレコメンドによるピーター・ズントーの洋書や古書を中心に、多数の書籍を取り揃えました。
<プロフィール>
杉山幸一郎(すぎやま こういちろう)
建築家
2007年 日本大学理工学部卒業
2012年 東京藝術大学大学院修了
2014–21年 アトリエ ピーター ズントー
2021年– atelier tsu 共同設立
2022年 ときの忘れものにて 初個展
期間|2022年7月30日(土)~8月26日(金)
会場|銀座 蔦屋書店建築書売場
主催|銀座 蔦屋書店
お問い合わせ|03-3575-7755(営業時間内)/info.ginza@ccc.co.jp
<販売について>
銀座 蔦屋書店店頭・オンラインストアにて7月30日(土)10時半より販売開始
※オンラインストアでは一部の洋書を販売
特集ページ|https://store.tsite.jp/ginza/blog/architectural-design/27802-1029230714.html