【銀座 蔦屋書店】レトロポップな作風で注目の若手作家・下家杏樹 新作展示「MUTATION」を10月15日(金)より開催
運営店舗
銀座 蔦屋書店(東京都中央区 GINZASIX 6F)は、アートフェア東京2021で完売実績を持つ注目の若手作家、下家杏樹の新作展示「MUTATION」を2021年10⽉15⽇(金)から11月5日(金)の期間に開催いたします。展示作品は店頭・オンラインにて10月15日(金)より販売いたします。
・概要
下家杏樹は手塚治虫や杉浦茂、藤子不二雄、吾妻ひでおなどから影響を受けレトロポップな漫画を思わせる画風の作品を制作する作家です。
昨今のアートシーンでは、漫画・アニメをモチーフとした作品が注目されており、下家も、東京アートフェア2021での作品完売やヨーロッパのギャラリーからオファーが集まるなど、国内外から注目を集めています。
日本美術の特徴のひとつである筆による線の表現を大切にして作品を制作しており、柔らかな線で描かれた人間や動物、植物すべてに命を与えるような大らかな世界観を感じさせ、鑑賞者を独創的なユートピア世界に誘い込みます。
作品は下家が日常生活で出会った様々な物事や感情のメタファーであり、脳内にあるワンダーランドが表現されています。ユートピアのようにも見え、ディストピア的な様相もあります。
「MUTATION」と題された本展では、様々な動物をテーマとした作品を展示することで、人間個々人の多様性に満ちた私たちのいる世界を表現しています。また、家に籠る生活の中で改めて動物や植物の重要さに気がつくようになったことも新作制作の根底にあります。
下家ならではのフォルムを作り出す線の太さの強弱と油彩の筆跡、彼女が使用するマチエールの有機的な質感で描いた作品を楽しむことができる展示内容となっています。
特集ページ|https://store.tsite.jp/ginza/blog/art/22721-1230001008.html
・アーティストステイトメント
小さい頃に漫画やアニメに影響を受け、手書き友禅の伝統工芸師であった祖父と一緒に絵を描いたり、絵を描いて食べていくということについて学んだことが私の根底にある。
この頃から漫画を描いていたが、成長とともに自分は物語ではなく、感動のシーンだけを描きたいことに気がつき、いろんなシーンが混ざり合った一枚絵を描くようになった。
今回の展示で動物をテーマにしているのは個性の多様性に着眼したからである。様々な種類の動物を同じ空間に置くことで、私たちが生きている世の中のようなものを表現したかったのだ。最近は家にこもることで動物や植物の重要さに気がつくようになったこともあると思う。作品表現で、特に注視してほしいのはアウトラインである。最後に打ち出された線と、面と面を挟んで生み出される線。レイヤーごとに線の色を微調節しているので、物理的に奥行きを出すということに重きをおいて表現をした。
下家杏樹
・アーティストプロフィール
下家杏樹(Anju Shimoie)
1996年愛知県生まれ。
2020年名古屋芸術大学大学院 美術研究科修了。
近年の主な展覧会に、2020年「だれにもナイショで展」(NODA CONTEMPORARY,愛知)、2021年「アートフェア東京2021」(東京国際フォーラム)などがある。
・展示・販売作品詳細
下家杏樹 Bubble dogs キャンバスに油彩 38.0×45.5㎝(F8) 2021年
下家杏樹 SMILEY DEER キャンバスに油彩 41.0×31.8㎝(F6) 2021年
下家杏樹 loading girl知恵ちゃん キャンバスに油彩 65.0×53.0㎝(F15) 2021年
・展示詳細
下家杏樹 新作展示 「MUTATION」
会期|2021年10月15日(金)~11月5日(金)
会場|銀座 蔦屋書店 インフォメーションカウンター前
⼊場|無料
主催|銀座 蔦屋書店
協力|NODA CONTEMPORARY
お問い合わせ|03-3575-7755(営業時間内)/info.ginza@ccc.co.jp
※営業時間は店舗ホームページをご確認ください。
特集ページ|https://store.tsite.jp/ginza/blog/art/22721-1230001008.html
・販売について
・銀座 蔦屋書店 店頭:10月15日(金)11時より販売。
・アートEC「OIL by 美術手帖」:10月15日(金)12時より販売。
https://oil.bijutsutecho.com/gallery/730