【銀座 蔦屋書店】感情、記憶、夢。内なる実感から、世界のありようを鮮やかに描き出すアーティスト、フカミエリの個展「ファース・オブ・フィフス」を4⽉15⽇(土)より開催
運営店舗
銀座 蔦屋書店(東京都 中央区 GINZA SIX6F)では、フカミエリ個展「ファース・オブ・フィフス」をアートウォールにて4月15日(土)〜5月2日(火)の期間に開催いたします。
概要
フカミエリは、自らの感情や記憶、夢を創作に投影させ、世界のありようを鮮やかに描き出すアーティストです。カラフルな色彩で描かれ、記号化されたかのような人物の表情、背景に溶け出した身体、生き生きとした草木や動物、虫といった自然のモチーフ。ファンタジックに描かれたフカミエリの作品は、一見現実からは対極のものが描かれているように感じられます。しかしながら、これこそが彼女の中にある世界。日々、人に出会い、社会と接したときに抱いたさまざまな感情を率直に、ありありと我々の眼前に提示します。フカミエリの生みだす抽象表現は、個人的な経験であるにもかかわらず、鑑賞者の中にある記憶や夢、無意識に潜む原風景を思い起こさせます。
最近の作品では、自身の視点を複眼的に表現するのみならず、同じ物語に他者からの視点も加えるなど、新たな生々しさを湛えていることにも注目です。また、「記号化された」人物の表情にも変化の兆しが見られます。
本展のタイトル「ファース・オブ・フィフス」は、イギリスのプログレッシブ・ロック・バンド「Genesis」の曲名から取られています。美しいピアノのイントロから始まる劇的で幻想的なこの曲がフカミエリの世界につながっていきます。アーティストが現実に真摯に向き合うことで接続する世界の姿。フカミエリの進境を目撃ください。
アーティスト・ステートメント
「ファース・オブ・フィフス」
春が来る。私が忘れ、限りなく憶えているものを描こう。
彼らはそこに立っている。青い海の中、森の中、夢の中、焚き火の中、星空のもっとなか。
宇宙という名の、短い100年が過ぎていく。
ざっと言う音で心はうなずき、沈黙で我にかえる。
目が、耳が、口が、手が、鼻が、身体が、心が確かめあっている。
いつまでもいつまでも、あなたを探して。
フカミエリ
アーティスト・プロフィール
フカミエリ | Eri Fukami
大阪生まれ。東京藝術大学油画科在学中。
自分と世界の間に存在するであろう「心のある場所」をテーマに制作しています。人間の意識を作っているのはなんでしょうか?私達が意識しなくても、心や感情や記憶が、私達より正確に「世界のある場所」を教えてくれる。
作品販売について
銀座 蔦屋書店店頭および、アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術⼿帖」にて、4月15日(土)10時30分より販売いたします。https://bijutsutecho.com/museums-galleries/730
※作品はプレセールスの状況により、展覧会会期開始前に販売が終了することがあります。
展示詳細
フカミエリ個展「ファース・オブ・フィフス 」
会期|2023年4月15日(土)~5月2日(火)
※営業時間は店舗ウェブサイトをご確認ください。
※会期は変更になる場合もございます。
会場|銀座 蔦屋書店アートウォール
入場|無料
主催|銀座 蔦屋書店
お問い合わせ|03-3575-7755(営業時間内)/info.ginza@ccc.co.jp
特集ページ|https://store.tsite.jp/ginza/blog/art/32919-0958040410.html