【銀座 蔦屋書店】森の小さな生きものの生態を独自の視点で表現する、伊藤遠平作品展「キノコの精霊と森の仲間たち」を、2023年4月22日(土)より開催
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概要
茨城県の豊かな自然の中にアトリエを構える伊藤遠平。幼少の頃から様々な生きもの達と触れ合い、特に足元に広がる小さな自然に強く惹かれたといいます。そのはかなくも力強いものたちの生態を観察する中で、イメージは自由に広がり、現在の独自の世界観へと繋がっていきました。
江戸時代から続く彫金の家系に生まれ、両親も焼き物の造形作家として活動する環境のなかで、伊藤は自然と芸術の世界に関心を持ち、大学では絵画を専攻。大学時代に学んだ透明感のある絵具を何層にも重ねて深みを出すグレージングの技法は、現在の絵画、立体作品の全てに活かされています。本展では、伊藤が近年特に関心を持つキノコの世界をメインに、森に暮らすさまざまな仲間たちの新作立体作品、ドローイング作品を発表します。
本展に寄せて
森に囲まれた自然豊かな場所にアトリエがあり、日々の暮らしの中で見つけた生き物たちの世界を私が想像する物語にして、立体や絵画で表現しました。
小さな生き物たちがのびのびと暮らしている自由な世界を一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。
伊藤遠平
作品紹介
立体表現では自身の持つ生命のイメージを具現化するための素材として石粉粘土を使用しています。ベースとなる形をウレタンフォームで形成し、薄く伸ばした粘土で細部を作り込んだのち、アクリル絵具にメディウムを混ぜ、透明感を意識しながら何層も重ね着彩しています。顔や衣類のシワまで丹念に作り込まれた作品は生命感に溢れ、今にも動き出しそうな躍動感を感じさせます。
▲「キノコに乗るノンビリタケ」
素材|石粉粘土、ウレタンフォーム、針金、アクリル絵具、鉄(台座)
サイズ|H23.4×W10.5×D10.5cm
価格|74,800円(税込)
▲「カタムツリさん」
素材|石粉粘土、ウレタンフォーム、針金、アクリル絵具、鉄(台座)
サイズ|H24×W8×D8.2㎝
価格|66,000円(税込)
▲「ミミズタケモドキ II」(左)、「ミミズタケモドキ III」(右)
素材|石粉粘土、ウレタンフォーム、アクリル絵具、鉄(台座)
サイズ|ミミズタケモドキ II(左) H11×W8×D6.5cm、ミミズタケモドキ III(右)H8.8×W7.4×D7.5cm
価格|各33,000円(税込)
▲「タビタケの旅 I」
素材|鉛筆、色鉛筆、水彩紙(桐製の額付き)
サイズ|H15cm×W12cm
価格|35,200円(税込)
アーティスト・プロフィール
伊藤遠平(いとう えんぺい)
東京藝術大学大学院美術研究科油画専攻修了 江戸時代から続く彫金の家系に生まれる。
石粉粘土を用いて空想の生き物たちの世界を、立体造形や絵画にて展開している。
1976年 茨城県笠間市生まれ
2000年 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業
2002年 東京藝術大学大学院美術研究科油画専攻修了
2011年 「VOCA 展 2011 現代美術の展望ー新しい平面の作家たち」(2013 年も出展)上野の森美術館 / 東京
2014年 「2014 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」/ イタリア・ボローニャ
2014年「国際陶磁器フェスティバル美濃ʼ 14」(審査員特別賞)セラミックパーク MINO / 岐阜
2014年 「伊藤遠平展」 SAKODA ART GALLERY /兵庫
2018年 「水と土の芸術祭 2018」に作品出品 ゆいぽーと、NSG 美術館 / 新潟
2019年 「ミーヤホーヤ / 不思議な海の仲間たち」展 うつのみや妖精ミュージアム / 栃木
2021年 「伊藤遠平展ー透明で優しいものたちへー」(第13回宇都宮エスペール賞) 宇都宮美術館 / 栃木
作品販売について
展⽰作品は、4⽉22⽇(土)10:30より店頭にて販売開始。
お申込み順、先払いでの受注となります。作品はフェア会期終了後に配送いたします。
※作品はプレセールスの状況により、会期開始前に販売が終了することがあります。
※オンライン販売はいたしません。
展示詳細
伊藤遠平作品展「キノコの精霊と森の仲間たち」
会期|2023年4月22日(土)~5月21日(日)
会場|銀座 蔦屋書店
入場|無料
主催|銀座 蔦屋書店
お問い合わせ|03-3575-7755(営業時間内)/info.ginza@ccc.co.jp
特集ページ|https://store.tsite.jp/ginza/blog/art/32838-1404280404.html