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【銀座 蔦屋書店】デザイナー原研哉氏によるトークイベントを4月20日(水)より3回のシリーズ開催。

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銀座 蔦屋書店5周年記念企画イベント

銀座 蔦屋書店(東京都中央区 GINZA SIX 6F)は、5周年を記念してデザイナー原研哉氏をホストに梅原誠氏、鈴木輝隆氏、長谷川豪氏の3人のゲストを迎え、日本の観光や風土、ホテルのあり方をテーマにした座談会形式の連続トークイベントを4月20日(水)より開催します。

・概要

デザイナーの原研哉氏が、自身の視点から高解像度な日本を紹介するために立ち上げたウェブサイト「低空飛行」。当サイト内のブログを元に新たに加筆、再編集された書籍『低空飛行−この国のかたちへ』が4月14日に岩波書店より出版されます。『デザインのデザイン』、『日本のデザイン』に続く第3弾となる本書は、再編が迫られている日本の産業の新次元を構想する内容となっています。
また、原研哉⽒がファウンダーとして関わっており、日本の「観光」という産業を更新するべく、2021年10月末に開催された「瀬戸内デザイン会議」を収録した書籍『この旅館をどう立て直すか 瀬戸内デザイン会議−1 2021 宮島篇』が同じタイミングでCCCメディアハウスより出版されます。

この度5周年を迎える銀座 蔦屋書店では、これら2つの書籍発売を記念し「未来の日本の始まりに向けて」というテーマのもと、原研哉氏をホストにゲストを招いたトークショーを開催いたします。観光や風土、ホテルのあり方など、これからの日本を展望するうえで、原研哉氏が日頃から考えていることを、ゲストとともに語り合います。

原研哉氏は蔦屋書店のロゴのデザイン、銀座 蔦屋書店のサインなど全体のデザインディレクションを手掛けており、開業時から銀座 蔦屋書店と深い縁のあるデザイナーです。今回発売される2つの新刊は、“日本の地方の活性をデザインでどう牽引していくか、貢献していくか”がテーマとなっていることから、トークイベントとフェアを通して改めて銀座 蔦屋書店のメインジャンルである“アートと日本文化”を提案いたします。

本トークイベントは事前にイベントチケット予約・販売サービスにて書籍付きイベントチケットをご購入いただいたお客様が対象となります。詳細はイベントページにてご確認ください

イベントページ|https://store.tsite.jp/ginza/event/humanities/25701-0938010329.html

・トークイベント内容詳細

【第1回】「こんな事を今、考えています」
登壇者:原研哉
開催日時:4月20日(水)18:30-20:00
開催場所:銀座 蔦屋書店 BOOK EVENT SPACEおよびオンライン
サテライト会場:蔦屋書店 周南市立徳山駅前図書館、蔦屋書店 武雄市図書館

【第2回】「半島の先から未来がはじまる」
登壇者:原研哉、梅原真、鈴木輝隆
開催日時:5月1日(日)17:00-18:30
開催場所:銀座 蔦屋書店 BOOK EVENT SPACEおよびオンライン
サテライト会場:蔦屋書店 周南市立徳山駅前図書館、蔦屋書店 武雄市図書館

【第3回】「こんなホテルを作ってみたい」
登壇者:原研哉、長谷川豪
開催日時:5月8日(日)17:00-18:30
開催場所:銀座 蔦屋書店 BOOK EVENT SPACEおよびオンライン
サテライト会場:蔦屋書店 周南市立徳山駅前図書館、蔦屋書店 武雄市図書館

※本イベントは、銀座 蔦屋書店および蔦屋書店 周南市立徳山駅前図書館、蔦屋書店 武雄市図書館の3会場での同時開催となります。
※銀座 蔦屋書店を除く3会場は、Zoomウェビナー機能を使用して同時中継・配信されます。
※サテライト会場(蔦屋書店 周南市立徳山駅前図書館と、蔦屋書店 武雄市図書館)でのご参加者は、①無料にて②準ゲストとして、現地でファシリテーターとともにディスカッションをしながらご参加いただけます。
※イベント後半には会場をまたいだ質疑応答・ディスカッションおよび、ZoomウェビナーのQ&A機能を用いた質疑応答のお時間を設ける予定です。

・イベント申込み方法

<銀座 蔦屋書店会場 ご来店用参加券>
①書籍『低空飛行−この国のかたちへ』付イベント参加券 3,030円 (税込み/参加券+書籍付き、送料込み)
②書籍『この旅館をどう立て直すか 瀬戸内デザイン会議−1 2021 宮島篇』付イベント参加券 2,590円 (税込/参加券+書籍付き、送料込み)
③イベント会場参加券 2,000円 (税込/参加券)

<オンライン配信用参加券>
④書籍『低空飛行−この国のかたちへ』付オンライン視聴券 3,030円 (税込/参加券+書籍付き、送料込み)
⑤書籍『この旅館をどう立て直すか 瀬戸内デザイン会議−1 2021 宮島篇』付オンライン視聴券 2,590円 (税込/参加券+書籍付き、送料込み)
⑥オンライン視聴券 1,000円 (税込/参加券)

●イベントのお申込み、詳細はこちらからご確認ください。
https://store.tsite.jp/ginza/event/humanities/25701-0938010329.html

※サテライト会場(蔦屋書店 周南市立徳山駅前図書館と、蔦屋書店 武雄市図書館)でのご参加は無料となります。

・対象書籍について

『低空飛行−この国のかたちへ』
出版社:岩波書店
発売日:2022年4月14日
定価:2,530円(税込)

デザイナーの原研哉氏が日本の津々浦々を歩き、自身の視点から高解像度な日本を紹介するプロジェクト「低空飛行」が丁寧な編集を経て書籍化されました。日本の新しい産業ヴィジョンとして観光に焦点を絞り、グローバルな文脈の中で日本が世界に提示できる価値の源泉を探る一冊です。ポスト工業化に向かう日本には、気候、風土、文化、食、伝統、美意識といった未来資源が実に豊富に眠っているのです。グローバル化が進むことで世界は均質化に向かうのではなく、むしろローカルの独自性が際立ち、その価値が高まっていくと本書では語られています。実際に日本列島を歩き回り、その潜在性を探索して歩いた筆者が構想する近未来ヴィジョンと、改めて日本をわかり直す道筋が示された一冊です。

『この旅館をどう立て直すか 瀬戸内デザイン会議−1 2021 宮島篇』
出版社:CCCメディアハウス
発売日:2022年4月15日
価格:2,090円(税込)

ポスト工業化社会における日本の新たな産業資源を観光に求め、これまでの使い古された意味ではない、新次元での「観光」について話し合うべく発足された「瀬戸内デザイン会議」。本書は2021年10月末に宮島の旅館「蔵宿 いろは」を舞台に開催された、第一回目の会議の内容を収録した書籍です。既存の旅館の改装という具体的なテーマを軸として据えつつ、経営者、デザイナー、建築家、編集者、ライター、現代美術作家、投資家、データ解析家、空港社長、料亭女将、住職など、多彩な才能が頭脳を持ち寄り、それぞれのヴィジョンを交感させています。その結果、新たな観光文脈に提示すべき価値の作り方が見えてきました。目の前にある日本の可能性へ、具体的に歩みを進めるプロジェクトの第一弾となる一冊です。

・店頭開催フェア「未来の日本の始まりに向けて」

2つの新刊書籍、『低空飛行−この国のかたちへ』と『この旅館をどう立て直すか 瀬戸内デザイン会議−1 2021 宮島篇』の発売を記念したフェアを開催いたします。「未来の日本の始まりに向けて」というテーマのもと、これまでの著書のほか、石垣島の八重泉酒造で醸された高価格帯の泡盛や、飛騨産業と協働で開発した椅子「SUWARI」など、原研哉氏がデザインした直近のプロダクトを展示します(泡盛と椅子「SUWARI」は非売品です)。列島の津々浦々にある未来資源とその可能性を形にした、日本の新たな領域を切り拓くプロダクトです。

「未来の日本の始まりに向けて」
会期|2022年4月14日(木)~5月15日(日)
場所|銀座 蔦屋書店 日本文化フェア平台
お問い合わせ|03-3575-7755(営業時間内)/info.ginza@ccc.co.jp

・プロフィール

原 研哉(はら けんや)
1958年生まれ。デザイナー。日本デザインセンター代表取締役社長。武蔵野美術大学教授。

世界各地を巡回し、広く影響を与えた「RE-DESIGN:日常の21世紀」展をはじめ、「HAPTIC」「SENSEWARE」「Ex-formation」など既存の価値観を更新するキーワードを擁する展覧会や教育活動を展開。また、長野オリンピックの開・閉会式プログラムや、愛知万博のプロモーションでは、深く日本文化に根ざしたデザインを実践した。
2002年より無印良品のアートディレクター。松屋銀座、森ビル、蔦屋書店、GINZA SIX、MIKIMOTO、ヤマト運輸のVIデザインなど、活動領域は極めて広い。
「JAPAN HOUSE」では総合プロデューサーを務め、日本への興味を喚起する仕事に注力している。2019年7月にウェブサイト「低空飛行」を立ち上げ、個人の視点から、高解像度な日本紹介を始め、観光分野に新たなアプローチを試みている。
主著に『デザインのデザイン』(岩波書店、2003年)、『DESIGNING DESIGN』(Lars Müller Publishers, 2007)、『白』(中央公論新社、2008年)、『日本のデザイン』(岩波新書、2011年)、『白百』(中央公論新社、2018年)などがある。

梅原 真(うめばら まこと)
デザイナー/梅原デザイン事務所 代表

高知市生まれ。「土地の力を引き出すデザイン」をテーマに活動する。「デザインは笑い」とし、柚子しかない村の「ぽん酢しょうゆ・ゆずの村」。かつおを藁で焼く「一本釣り・藁焼きたたき」。荒れた栗の山から「しまんと地栗」。砂浜しかない町の巨大ミュージアム「砂浜美術館」。秋田県の秋田美人を捩った「あきたびじょん」。島根県・離島・海士町「ないものはない」のプロデュースなど。流域の生き方を価値化する「しまんと流域農業」進行中。武蔵野美術大学客員教授。

鈴木輝隆(すずき てるたか)
地域プロデューサー。江戸川大学名誉教授。立正大学地域連携チーフプロデューサー。

「地域から国を考える」をテーマに40年近く全国を歩き、地域の自治力に多様性と革新をもたらしてローカルデザインの創造から文化や経済力を高める活動をしている。松屋銀座「みつばち先生鈴木輝隆展」(2012、日本デザインコミッティー)の開催、原研哉さんと隈研吾さんと組んだ日本遺産人吉球磨(熊本県)の総合プロデュース、梅原真さんらとの新潟県高柳町の地域活性化、北海道東川町魅力創造アドバイザーなど。著書は「田舎意匠帳(ろーかるでざいんのおと)」、「みつばち鈴木先生-ローカルデザインと人のつながり」(原研哉編)他。

長谷川豪(はせがわ ごう)
建築家。

1977年生まれ。2002年東京工業大学大学院修士課程修了。西沢大良建築設計事務所勤務後、2005年長谷川豪建築設計事務所設立。2015年東京工業大学大学院博士課程修了 (工学博士)。ハーバード大学デザイン大学院など客員教授を歴任。
主な受賞歴に東京建築士会住宅建築賞金賞受賞、第24回新建築賞受賞など。
主な著作に『Go Hasegawa Works 長谷川豪作品集』(TOTO出版/2012)、『長谷川豪 カンバセーションズ』(共著/LIXIL出版、2015)、『El Croquis 191: Go Hasegawa 2005-2017』(El Croquis/2017) など。

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