【NADiff a/p/a/r/t 】画家・O JUNの新作個展「三つの絵」を12月17日(金)より開催。オープニングではライブパフォーマンスを披露
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NADiff a/p/a/r/t(東京都 渋谷区)は、画家・O JUNの新作個展「三つの絵」を、店内NADiff Galleryにて12月17日(金)~12月26日(日)の期間で開催します。
概要
NADiff Galleryでは、O JUN新作展「三つの絵」を開催いたします。2021年の最後を締めくくる本展では、作家の最新作を発表します。
O JUNは1956年東京生まれ。絵画の制作に加え、80年代後半からパフォーマンス、ライブドローイングを室内野外で発表。90年以降はリトグラフなどの版表現を加え、現在まで様々なメディウムを横断しながら「描き」について身体と表出の関係を探る実験、制作を続けています。
見覚え・聞き覚えのあるような事象の断片を思わせる場面、記号化された図像、強い画面の余白を特徴とするO JUNの絵画。描かれた図像はその背景や文脈から切り離され、「意味」をまとわない絵の具とイメージの混然一体は、観る者の視線を惹きつけて止みません。画家はそれを、「絵という異常」と呼びます。
本展は最新作の油彩画、クレヨン画、そして80年代後半から展開される、手製の合金ペンで壁面に直描きするドローイングによって構成。この壁画は展覧会初日のライブパフォーマンスにて完成いたします。
歳末の候、O JUNの現在地を生々しくもご覧頂ける本展を、是非お楽しみください。
アーティスト・ステイトメント
風景は実に退屈なのでついぼおっと眺めてしまう。その時、茂みからふいに鳥が飛び立ったりどこかの家のドアが開いたりするとちょっと驚いて息をのんだりする。風景を見ている自分の退屈と驚きは目と心の騒乱を起こしておかしいが、風景を描くときは少し違う。木々に隠れてわずかに見える建物や人の姿はそれを眺めるわたしの位置と距離がそう見せるわけで、絵の中では切れ切れの人やくりぬかれた森を一連の接続として描くことになる。これら当たり前の行為によって絵という異常は実現される。その異常は画家であるわたしを少しも驚かさないので、描くことに退屈するとの描きかけの絵から遠くの景色に目を転ずる。ああ…どちらもなんて退屈極まりない世界だ。この、わたしも!
メリー、クリスマス!
O JUN
アーティスト・プロフィール
O JUN
画材も水彩、油彩、紙やキャンバス。モチーフも人、景色、物などいろいろ描いている。最近では立体工作、映像作品なども。絵や絵を描くことのなかで行われる反復となぞり、またそこからの飛躍に制作の原理や形式について思考し制作している。
1956 東京に生まれる
1982 東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了
〈近年の主な個展、2人展〉
2021 「五月女哲平+O JUN」ガレリア フィナルテ(愛知)
「目 対 絵」VOU/棒 gallery(京都)
2020 「桃のある遠景―1990年の仕事から」ART DRUG CENTER(福島)
2019 「途中の造物」ミヅマアートギャラリー(東京)
「”Can’t be what it looks like”―”そう見えるけどありえないよね”:O JUN×Hans Benda展」ガレリア フィナルテ(愛知)
2017 「鬩(せめぐ)O JUN×棚田康司」伊丹市立美術館(兵庫)
2016 「MAT Exhibition vol.4 ほったまるびよりーO JUN 吉開菜央」Minatomachi POTLUCK BUILDING Exhibition Space(愛知)
「O JUN 松井智惠」ozasa_kyoto(京都)
「飛び立つ鳩に、驚く私」ミヅマアートギャラリー(東京)
「O JUN展 まんまんちゃん、あん」国際芸術センター青森
「O JUN 展 —順光品々—」Void +(東京)
2013 「O JUN -描く児」府中市美術館 (東京)
イベント詳細
O JUN ライブパフォーマンス
展覧会初日に、手製の合金ペンで壁面に直描きするライブパフォーマンスを行います。
NADiff a/p/a/r/t 地下1階 NADiff Galleryの壁⾯にて開催。
日時|2021年12月17日(金)18時開始
会場|NADiff a/p/a/r/t
入場|無料
※定員が上限に達した場合、入場制限を設けることがございます。
展覧会詳細
期間|2021年12月17日(金)〜2021年12月26日(日)
会場|NADiff a/p/a/r/t 地下1階 NADiff Gallery
入場|無料
定休|月
主催|NADiff a/p/a/r/t
協力|ミヅマアートギャラリー
お問い合わせ|03-3446-4977(営業時間内)/nadiff_info@ccc.co.jp